ぼんごさんと高校

パニック障害

ぼんごさんと高校:ぼんご大丈夫か②

ある教科の小テストを通じて、先生に異変を感じ取られたぼんごさん。先生に呼ばれて、謎の体調不良のことを自分の言葉で語りはじめたのだった。 遮ることなく、先生はぼんごの話を飲み込んだようだった。 この時の会話に関してぼんごが覚えているのは「自分...
ぼんごさんと高校

ぼんごさんと高校:ぼんご大丈夫か①

高2のころのこと。その日は授業を受けられていたぼんご。 ある科目で小テストがあった。そのテストでぼんごは、解答欄のほかに自由欄があるのを見つけた。 勉強のことで先生に質問したりする欄だとわかっていたが、そのわずか15センチくらいの自由欄はど...
ぼんごさんと高校

ぼんごさんと高校:体育

高校の頃も腎炎は寛解を保っていた。 とはいえ激しい運動は制限されていて、水泳とか持久走とか、体力的に消耗する運動は禁止されていた。 病院から診断書をもらって学校にもそれは連絡されていたということだった。 体育の先生 しかし、高校の体育の授業...
ぼんごさんと高校

ぼんごさんと友達②

パニック障害(診断はまだまだ先のこと・・・)による体調不良について、この頃のぼんごは、自分の状態を周囲に説明することをすっかりあきらめてしまっていた。 何度説明しても先生には叱られるし、友達も次第に冷たい目線になってくるし、お母さんには何を...
ぼんごさんと高校

ぼんごさんと高校:アルバイト

高校2年ごろのこと。ぼんごはアルバイトをしていた。 校則がどうだったか忘れた。学校の友達にもしている子もいたし、たぶん大丈夫だったのだろう。 お金を得て、服を買ったりCDを買ったり、普通の学生がするようなことを自分もしてみたかった。 ティッ...
パニック障害

ぼんごさんと高校:帰ろうかな

目が覚めて、また朝が来たことを知った。朝ご飯は食べず、とりあえず制服に着替えて、家を出た。 駅で発作 駅について、体調の異変を感じた。見えない敵が襲ってきたのだった。 腹痛、気持ち悪さ、めまいが来る。ああまたか、とぼんごは悟る。 何かを考え...
パニック障害

ぼんごさんと高校:薄暗い希望

高校生活に疲れ切ってしまったぼんご。謎の体調不良が続いてまったく改善の見込みが無く、毎日を過ごすのが手一杯で、そのうち自分の行く末にまで気が向かないようになってしまっていた。 ハート型の壁 自分って浮いてるよなあと流石に自覚もあったようだ。...
ぼんごさんと高校

ぼんごさんと音楽(高校のころ:後編)

ぼんごさんと音楽、前編は外で聞く編としてお届けしました。 「外出は戦争」と言っても過言ではないほど毎日の登校が苦痛でしかなかったぼんごにとって、自分を鼓舞してくれる強く勢いのある激しい音楽は一種の増強剤のようで、これらの音楽の力を借りられた...
ぼんごさんと高校

ぼんごさんと音楽(高校のころ:前編)

音楽が嫌いって人はいるのだろうか。 いるらしい。三島由紀夫がそうだったらしい。 曰く音楽は「触れてくる」ものらしく、僕なりの解釈で言えば、作曲家の精神の影響をこれでもかと浴びせられることで自分の精神にも確実に影響が出るので、これを嫌ったらし...
パニック障害

ぼんごさんと高校:自分の外殻

謎の体調不良が付きまとって離れなかったぼんごの高校生活は、破綻するかしないかのぎりぎりの状況になってしまっていた。 普通の高校生活はとうに破綻していて、そのころは、高校生活を続けられるかどうなのかという境界線上をふらふらと彷徨うような状態に...
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