パニック障害のこと

ぼんごさんと高校:ぼんごさんと保健室のおばちゃんと記念公園②
前回の続き。 どこでもないどこかへ 平日の昼間、人気のない記念公園の公衆便所の個室に、ぼんごはいた。 なんでこんなことになっているのだろう。なんで自分はこうなんだろう。なんで世の中は自分を突き放して回るのだろう。 ...

吸いすぎ問題
学校に行っていないことについて、事情聴取をうけることになったぼんご。お父さんとお母さんを前に、がちがちに緊張していた。(前編はこちら) 過呼吸おこる 「学校から連絡があって、あんたが学校に行っていないって言われたんだけど」みた...

ぼんご発見される
高校2年と3年はぼんごの人生にとってどん底の日々で、どれくらいどん底かというと辛すぎて記憶が曖昧になるくらいどん底だった。 この記事と次の記事を書くときも曖昧な記憶を手がかりに辛い事を思い出してもらっていて、それは今現在のぼんごにと...

ぼんごさんと高校:ぼんごさんと友達④(男の子たち)
頭はぼさぼさ、服装は適当、目は半開き。遅刻が多い、欠席が多い、早退が多い。 身体の中では謎の体調不良が今か今かと出番を待ち構えており、ぼんごもそれに意識的になって、どうにか大人しくしていてくれと願うばかりで他にできることもなく、学校...

ぼんごさんと高校:ぼんごさんと友達③(女の子たち)
パニック障害を発症しているということを全く知らずに高校生活を謎の体調不良とともに過ごすぼんごさん。 体調不良のために友達の誘いに付き合えないとか、授業を受け続けられないとか、学校に行けないとか、そういった悔しい日々が日常と化していた...

ぼんごさんと高校:ぼんご大丈夫か②
ある教科の小テストを通じて、先生に異変を感じ取られたぼんごさん。先生に呼ばれて、謎の体調不良のことを自分の言葉で語りはじめたのだった。 遮ることなく、先生はぼんごの話を飲み込んだようだった。 この時の会話に関してぼんごが覚えて...

ぼんごさんと高校:帰ろうかな
目が覚めて、また朝が来たことを知った。朝ご飯は食べず、とりあえず制服に着替えて、家を出た。 駅で発作 駅について、体調の異変を感じた。見えない敵が襲ってきたのだった。 腹痛、気持ち悪さ、めまいが来る。ああまたか、とぼんご...

ぼんごさんと高校:薄暗い希望
高校生活に疲れ切ってしまったぼんご。謎の体調不良が続いてまったく改善の見込みが無く、毎日を過ごすのが手一杯で、そのうち自分の行く末にまで気が向かないようになってしまっていた。 ハート型の壁 自分って浮いてるよなあと流石に自覚も...

ぼんごさんと高校:自分の外殻
謎の体調不良が付きまとって離れなかったぼんごの高校生活は、破綻するかしないかのぎりぎりの状況になってしまっていた。 普通の高校生活はとうに破綻していて、そのころは、高校生活を続けられるかどうなのかという境界線上をふらふらと彷徨うよう...

ぼんごさんと高校:ぎりぎりでいつも出席していたいから
あれは高校2年生のこと。パニック障害の症状が一番ひどかった時期のこと。 ぼんごの就学態度がおかしい、ぼんごの体調がおかしい、ということはもはや学校中の常識になっていたらしい。いつも目が半開きで眠そうで、何事にもやる気がなく、表情はう...