ぼんごさんと中学校

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ぼんごさんと中学校:ぼんごなりの普通

カムアズユーアー。お前はお前のままでいい。 寛解を迎えて普通に混じる暮らしを無理して続けていたところに、Nirvanaとの出会いによってお前はお前のままでいいとぶっきらぼうに告げられた気がして、でもそれは何か新しい自分の発見でもあったぼんご...
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ぼんごさんと音楽(Nirvana)

寛解を迎え、そのことでむしろ普通と自分とのギャップをまざまざと見せつけられて現実の大変さを憂うぼんごであったが、音の世界に旅立つことは、今となってはすこし懐かしい、小学校のころの入院生活のときから変わらず、大好きな時間だった。 病院を離れて...
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何のために生まれてきたのか

まったくできる気がしない。そんな気持ちを抱えて普通に無理やり編入したぼんご。 14かそこらの短くも尊い人生の中で、腎臓が悪いということはもはや自己認識の一部に完全に食い込んでいたので、普通を過ごすことは困難の連続だった。 見えない敵あらわる...
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ぼんごさんと普通の生活

今回の絵はぼんご画伯の不調のため本文と関連無しです。 寛解を迎えたぼんごは、自分はもはや腎炎ではなく、普通の生活を普通に過ごしてゆかないとならないと考えるようになっていた。普通の生活をしてよいと言われて、多少は頑張った。でも、普通の生活の中...
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ぼんごさんと腎臓 -解放-

腎臓内科で「いままでできなかったことができるようになる」と言われたぼんごさん。明確には宣言されなかったものの、腎臓は寛解の状態になったと言ってよかった。 寛解というのは、症状が落ち着いた状態のことだ。ぼんごさんの身体でいえば、悪いながらも腎...
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中学ごろのこと(文:ぼんご)

ぼんごぶろぐの更新が少々遅くなっておりすみません。この後の中学時代から高校時代の腎炎寛解期は、出来ない事の辛さをダイレクトに感じた時期であり、それに伴ってパニック障害を発症させてしまったので精神的な辛さを一番感じた時期になります。それゆえ私...
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ぼんごさんと腎臓 -寛解-

中学に入ってからも腎臓の状態は安定していて、入院が必要な状況になることは無かった。 安定というのは回復したということではなくて、すでにこのとき普通の人よりも機能していない腎臓が、それ以上には悪化していないということだ。熱を出すとか風邪をひく...
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ぼんごさんと友達①

あるとき、クラスに仲良し組があった。ぼんごもそこに属していた。ぼんごにしては珍しく、帰属する意識が芽生えた組織だった。 中学校に入っても自分のレールと普通のレールが違うらしいということを感じてはいたものの、友達付き合いを意図的に避けて暮らし...
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ぼんごさんと中学校:勉強

中学生になったぼんごさん。腎臓の容態は安定していた。 腎臓内科には3か月に1度通えばよい状態になっていた。 まじめなぼんごさん この頃になると、マラソンとか水泳とかの持久力を求められる運動を除けば、体育にも参加できるようになってきていた。ほ...
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ぼんごさんと中学校:鉛筆を貸さない

ぼんごのクラスに、身体に障害のある子どもがいた。その子は健常な子どもと一緒に学校生活を過ごしていた。装具を使っていたから、身体が自由でないことは誰の目にもわかった。 試験の日 そのTさんとぼんごは、席が隣同士だったことがあった。最前列の、先...
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