ぼんごさんと高校

ぼんごさんと高校:アルバイト

高校2年ごろのこと。ぼんごはアルバイトをしていた。 校則がどうだったか忘れた。学校の友達にもしている子もいたし、たぶん大丈夫だったのだろう。 お金を得て、服を買ったりCDを買ったり、普通の学生がするようなことを自分もしてみたかった。 ティッ...
パニック障害

ぼんごさんと高校:帰ろうかな

目が覚めて、また朝が来たことを知った。朝ご飯は食べず、とりあえず制服に着替えて、家を出た。 駅で発作 駅について、体調の異変を感じた。見えない敵が襲ってきたのだった。 腹痛、気持ち悪さ、めまいが来る。ああまたか、とぼんごは悟る。 何かを考え...
最近のぼんごさん

ぼんごと職

最近のことをつらつらと。 生きる 始まりがあれば終わりもあるわけで、人生は、始まった以上必ず終わる時を迎える。 何があってもその時が来れば終わりで、自分の意志ではそれをどうすることもできない。 老若男女、どこの国でもどんな身分でも、大富豪で...
パニック障害

ぼんごさんと高校:薄暗い希望

高校生活に疲れ切ってしまったぼんご。謎の体調不良が続いてまったく改善の見込みが無く、毎日を過ごすのが手一杯で、そのうち自分の行く末にまで気が向かないようになってしまっていた。 ハート型の壁 自分って浮いてるよなあと流石に自覚もあったようだ。...
ぼんごさんと高校

ぼんごさんと音楽(高校のころ:後編)

ぼんごさんと音楽、前編は外で聞く編としてお届けしました。 「外出は戦争」と言っても過言ではないほど毎日の登校が苦痛でしかなかったぼんごにとって、自分を鼓舞してくれる強く勢いのある激しい音楽は一種の増強剤のようで、これらの音楽の力を借りられた...
ぼんごさんと高校

ぼんごさんと音楽(高校のころ:前編)

音楽が嫌いって人はいるのだろうか。 いるらしい。三島由紀夫がそうだったらしい。 曰く音楽は「触れてくる」ものらしく、僕なりの解釈で言えば、作曲家の精神の影響をこれでもかと浴びせられることで自分の精神にも確実に影響が出るので、これを嫌ったらし...
パニック障害

ぼんごさんと高校:自分の外殻

謎の体調不良が付きまとって離れなかったぼんごの高校生活は、破綻するかしないかのぎりぎりの状況になってしまっていた。 普通の高校生活はとうに破綻していて、そのころは、高校生活を続けられるかどうなのかという境界線上をふらふらと彷徨うような状態に...
最近のぼんごさん

ぼんごの服選び

つい最近のこと。 気に入っていたズボンに穴が開いてしまったので、新しいズボンを求めて出かけることにした。 服は服屋で実物を見て買いたいぼんご。僕たちは、どこにでもある庶民的な服屋さんを眺めて、破けたズボンの代替品を物色して歩いた。 良さげな...
パニック障害

ぼんごさんと高校:ぎりぎりでいつも出席していたいから

あれは高校2年生のこと。パニック障害の症状が一番ひどかった時期のこと。 ぼんごの就学態度がおかしい、ぼんごの体調がおかしい、ということはもはや学校中の常識になっていたらしい。いつも目が半開きで眠そうで、何事にもやる気がなく、表情はうつろで、...
パニック障害

ぼんごさんと高校:保健室の先生

パニック障害の発作(診断がくだるのはまだまだ先のこと)が起きたとき、ぼんごは保健室に避難することが増えた。 保健室の先生は若い先生で、ぼんごに優しく接してくれる人だった。 安心できる場所 症状が出てから保健室へ行くわけだが、気持ち悪さ、腹痛...
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