ぼんごぶろぐも、開設してはや一年となりました。
一年間、お読みくださりありがとうございます。
ぼんごぶろぐでは、腎炎にパニック障害にとぐるぐる回りながら生きてきたぼんごの気持ちを整理しつつ、その生き方はきっとどこかの誰かを勇気づけると信じて書かせてもらっています。
私自身の筆感覚の問題、またぼんごの希望により、悲観的に偏りすぎないように、それなりに、日常生活の中の可笑しさや可愛らしさを多めでお届けしています。
難病になると、そうでない人生に比べて、辛いことが多いと思います。
また、その辛さは、他人から分かりづらいものであることも多いと思います。
一見、辛そうに見えないあの人が実は難しい状態を行ったり来たりしている、ということも現実の生活の中に起こっています。そういった伝わらなさに苦悩したり、諦念したり、壁を作ったり、割り切ったり、怒ったり、さまざまな感情の変化が日常的に起きていると思います。
どうして自分だけが病気になったのかとか、自分なんて生きる意味がないとか、何もできないと悲嘆にくれたりとか、自分自身を好きになれないとか、自分自身を悲劇の主人公のように考える瞬間があるのではないかと思います。
根治治療ができない難病であればなおのこと、負の感情を心の中に見出す瞬間も多いのではないかと、お察しします。
しかし・・・。
しかし私は、そういった負の感情と、楽しいという感情は、別に存在すると考えています。
辛いことはある。でも、楽しいこともある。
辛いことは減らないかもしれないが、楽しいことも減らないかもしれない。
病気だからと自分を責めることもあるし、病気だけどと自分を褒めることもある。
弱い自分がいるという事実はそれはそれとして肯定して、それでも日常に現れる楽しさを、生きることに見出す喜びを忘れる必要はありません。
何を見て生きるかは自分次第、ということを、ぼんごを見ていて、話をしていて、よく思うのです。
客観的にみると辛そうではあるのに、日常を楽しもうとして生きる姿は私自身にも大きな勇気を与えてくれることだったりします。病気こそないものの、辛いことが起こるのは私も同じで、落ち込んだりすることもありますが、常に身体に不安材料を抱えながらも楽しさを見出す姿には本当に勇気づけられます。
泣きたければ泣き、笑いたければ笑えばいいと思います。
そのどちらも自分だから、自分の感覚を大切にして、自分自身を大切にして毎日を過ごせたら、素晴らしいですね。
ということで、ぼんごぶろぐ一周年記念、自分で書いてみて好きだったエピソード(ぼく)/好きなイラスト(ぼんご)のランキングをお届け!
僕が選ぶ好きなエピソード
1位:ぼんごさんの入院生活:ぼんごさんと歯磨き粉
ぼくも幼少期に甘い歯磨き粉を使ったことはあるが、あれは甘いだけで歯磨き粉であって、身体に毒だと思っていた。それはぼんごも同じ思いだったはずなのに・・・そこまで極限の食生活をしないとならなかったのかと衝撃を受けたお話でした。
書き忘れてたけど、看護師さんに見つからないように夜中カーテンの隙間に隠れて月明かりの下でぺろっていたらしい。
(記事はこちら:ぼんごさんの入院生活:ぼんごさんと歯磨き粉)
2位:ぼんごさんと中学校:鉛筆を貸さない
他人に伝わりづらい難病の辛さを想うと泣けてくる。見た目の「辛そうレベル」で他人を、とくに病気に関することを判断することのなんと荒っぽいこと。外見が他人に及ぼす影響ということで言えばこれも一種のルッキズムなのかしら。
(記事はこちら:ぼんごさんと中学校:鉛筆を貸さない)
3位:ぼんごさんと中学校:この短い短い下り坂
混沌っぷりが好きなお話。妹とお母さんが騒いでいるなか当の本人はしれっとしていて対比がおもしろく、ぼんご家の一面が凝縮されたような瞬間。あの花とゆめはどうなったのかな。
(記事はこちら:ぼんごさんと中学校:この短い短い下り坂)
ぼんごが選ぶ好きなイラストランキング

このblogを始めるにあたってイラストが必要ということになり、初めてデジタルで絵を描くことになった。 使っているのはWACOMの板タブのSサイズ。アプリはメディバンペイントの無料版。これは今も使い続けているがお金が貯まったら液タブにしたい。
1位:ぼんごさんという人
初めて描いたblogの絵。実はこの時下絵を描くことが難しくて鉛筆で描いたものを写真に撮りそれをPCに送ってアプリにはめ込むという非常に面倒なことをしていた。背景に色も入っていないし、キャラクターだけしかいない。それでもこの絵が描けてblogが進むことができた。(注:今回のイラストが下絵です(笑))
(記事はこちら:ぼんごさんという人)
2位:ぼんごさんと中学校:この短い短い下り坂
この絵は思った以上の時間がかかっている。普段のイラストは素人なので大体1~2時間で描いてしまうが、これはその3倍くらいはかかった(それでも適当だが)。倒れた自転車と背景を描いた意欲作だったが疲れたのでこんな労力は今後使わない(笑)
(記事はこちら:ぼんごさんと中学校:この短い短い下り坂)
3位:ぼんごぶろぐについて
ボヨンセって酷いよなぁと今でも思う。ビヨンセが好きでどうにかぼんごとビヨンセを融合できないかと考え描いたもの。これも結構な時間がかかっているので思い入れが深い。絵のできは素人のそれだが、初めて人の顔を長時間観ながら描いたので楽しかった。
(記事はこちら:ぼんごぶろぐについて)

絵の勉強をしたこともなければ、特に美術が好きでもない人間だったが、1年前の絵と今の絵を見比べると線1つでも成長したことを感じる。40過ぎたおばさんでも80枚近い絵を描けば成長できるんだと嬉しくなるもんだ。
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